ダート重賞の大幅変更!ダート馬への出資も積極的に狙える新体制に

一口馬主

前書き

2022年6月20日

もしかしたらこの日は競馬界を大きく変える一手を発表した日

改革の日となったのかもしれません

もう皆さまご存知かもしれませんが、JRA公式から正式に大々的な改革が発表されました

3歳ダート三冠競走を中心とした2・3歳馬競走の体系整備 JRA

端的に申し上げますと

中央、地方競馬の3歳ダート路線について大きな変更があったという報告です

一口馬主業界の根本的な狙い方すら変えるかもしれないこの変更に関して

筆者自身の考えも含めて紐解いてみたいと思います

3歳ダート三冠が中央馬にも!

3歳ダート三冠とは各地方競馬にて

3歳馬のみが走れる重賞レース三つのことを表しています

今回変更があったのは南関東の三冠レース

2024年より中央馬が参戦できるダート三冠レースとして

羽田盃、東京ダービー、ジャパンダートダービーの三つを制定すると言う変更になります

この変更に際して、ジャパンダートダービーが7月開催から10月開催へと移動

全ての重賞の格上げにより、これらのレースをJpnⅠクラスとすることになりました

賞金も大幅アップとなり、特に東京ダービーは勝ち馬に1億円とかなり高額となりました

三歳ダート戦はほとんど重賞レースがなかったことを考えるとこの変更は非常に大きいことのように思えます

ダート短距離の見直しも明言

あともう一つ大きな変更があったのがダート短距離路線です

JpnⅡクラスの兵庫チャンピオンシップを1400mとする変更がありました

また今後は2歳秋、3歳春にもダート短距離重賞クラスの設立も目指していることを明言しています

こちらの変更はダート短距離馬にとっては朗報

ダート重賞レースに短距離戦が非常に少なかった不遇が少しでも改善されるかも知れません

この変更には賛否両論も…

勿論この変更にはTwitter上でも賛否両論です

このようにダート馬の格上げ賛成の方もおられます

総じて言えるのは今までのダートの格上げにつながる

日本競馬の活性化につながるという趣旨の賛成が多かったように見受けられます

しかし一方で…

と言った反対の意見もあります

こちらも地方馬だけができる夢を見て地方馬主になられた方や

中央馬に対して地方馬が立ち向かうのは至難なのでは?

と言った趣旨が多く見受けられました

またJRA中央競馬の重賞レースをもっと見直してほしいという意見や

中央競馬のレースに三冠を設立ではダメだったのか?と言った意見もありました

後書き

ここからは筆者自身の考えです

ダート馬は今まで格がどうしても低く扱われがちでした

それは歴代の獲得賞金トップ10の競走馬たちを見れば一目瞭然

  1. アーモンドアイ 19億1526万3900円
  2. キタサンブラック 18億7684万3000円
  3. テイエムオペラオー 18億3518万9000円

※2022年6月20日時点

こちらは歴代トップ3のみですがこれらの馬は全て芝重賞での勝利によって挙げられた獲得賞金です

ダート馬では獲得賞金額が10億を超えたのは歴代でも3頭のみ

もう20年近くも前からずっと記録が変わっていませんでした

日本競馬自体が芝レースのクラス格上げや獲得賞金額の向上などの変革を何度もやっているのに対して

ダート重賞はほとんど変わっていないのですから記録が変わらないのも当然です

今回の変更はダートレース自体が今後もっと魅力のあるものにされるための一つの変更だと思っています

おそらく歴史的な快挙となったBCディスタフを勝ったマルシュロレーヌの活躍や

サウジカップ等、海外ダートレース重賞への参戦も多くなってきた日本馬の流れ

というのも大きく影響していると思います

現行の制度から変更があったため、不満点等もたくさん出ることでしょう

それらを解決するための今後の変更や改革にももっと期待したいところです

あとやはり一番は中央競馬の重賞レースをもっと増やしてほしいということです

G1扱いのレースが年2回しかなく、2歳3歳に至っては3歳のユニコーンステークスまで重賞レースが

中央競馬にないというのはあまりにも寂しい話です

もっとダート戦が中央競馬でも活発に行われてほしいと思っていますし

2歳馬や3歳馬がもっとダートレースに参加しやすい環境を中央競馬で作ってあげてほしいと切に願います

現実的には今の数でも限界であることやレーティングの問題もあるため難しいとは思いますが

JRA一体となってもっとダート路線に力が入ってくるようになると

今後解決されてくるかもしれないので楽しみです

さて今回の変更は賛否両論あることとなりましたが

それはあって当然だと思いますし、ないことの方がおかしいと思います

それら全てを含めても日本競馬の進展のためにこういった動きがあるのは大変喜ばしいことです

今後の一口馬主の出資対象としても

陽の目を中々浴びることがなかったダート馬への出資というのも

需要が増えることでしょう

ダート馬への出資。大いに魅了されるような出会いがあることを祈ってこの記事を書かせていただきました

それではまた

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